「デュポン」はペイドージュ地区に約27ヘクタール、6000本のりんごの樹を所有し、その収穫からボトリングまで、全てをデュポン・ファミリーが管理しているまさに家族経営のブランドです。
もともと現オーナーのエティエンヌ・デュポン氏の祖父が、カルヴァドスを自家生産して、樽で販売していました。
そして1980年にエティエンヌが父から代を受け継いで、「デュポン」ブランドを正式に立ち上げました。彼は、蒸留や熟成の技術革新に取り組み、見事に最高級品のカルヴァドスへと進化させました。
その生産量の少なさゆえに、特にヴィンテージ表記品はなかなか数多く出回らないこのデュポン・カルヴァドスです。
デュポン社では今までもアイスワインタイプのりんごの果実酒「ジブレ」やナチュラルな発泡性りんごジュース「ジュ・ド・ポム・ペティアン」など、カルヴァドスの認知度を高めるため様々の新しいチャレンジに取り組んできました。
そんな同社がリリースした最新の限定品がこの「カスクフィニッシュコレクション」です。
その第一弾となるのが、アイラモルトでフィニッシュをかけたカルヴァドスです。
最低4年間熟成したカルヴァドスをスコットランドのアイラ島にある蒸留所のモルトの空き樽に移し替え、6か月間フィニッシュし、約300本限定でリリースし、日本市場へは150本が限定で入荷しました。
クラシカルなカルヴァドスの世界とは違うかもしれませんが、新しいチャレンンジとしてカルヴァドスとシングルモルトウイスキーが上手にハモリ、今までとは違った新しい層からもカルヴァドスに興味を持って貰えたら面白いですね。
テイスティングしましたが、香りはリンゴの奥にアイラの暖かいスモークを感じ、ボディはほんのりスモークしたアップルパイ、フィニッシュはビター&スモーク。今までにない新しいテイストですがチャレンジできる価格帯ですので是非お試し下さい!
【インポーター資料より】