ネイソン プロフィル105 54.2度 700ml 正規品

ネイソン【テロワールと最新技術が生み出す極上ラム】
第二次世界大戦に前後して建てられたマルティニーク島の蒸留所の中でも、ネイソンは最も古い蒸留所です。そして現在まで家族経営でていねいにラムを生産しています。
1931年にエイドリアン・ネイソンとその弟ジーンは、サン・ピエールに近いラ・カルベという町にあるチュベールという地域を購入します。当初は小規模生産ではありましたが、購入した43エーカーの畑はすぐに不足し、さらにサン・ピエールにも土地を借りました。小さいながらも新しい蒸留所が建設され、当時の最新機器や1880年から使用されてきたボイラーも設置されました。ネイソンのラムは徐々に地元マーケットに浸透し、ゆっくりと売上げを伸ばしていきました。
その後、ジーンはパリで輸出入部署を立ち上げ、ネイソンの流通ネットワークを確立。ネイソンのラベルデザインも考案し、ブランドを確固たるものにしていきました。また、1958年にはジーンが改造した新しい蒸留塔が導入され、劇的にラムの品質が向上。現在でもまだこのスチルは使用されており、ネイソンの高い誇りと品質を支えています。1971年にエイドリアンが、1986年にジーンが逝去すると、蒸留所の稼動が一時不安定になりましたが、ジーンの娘であるクラウディーン・ネイソン・ベルナントは亡父の遺志を尊重し、1995年に自身もラムの生産に携わる決意を固める一方で、息子のグレゴリーに蒸留所の経営を一任します。二人は経験豊富なスタッフに支えられながら、蒸留所の改築・近代化を進め、現在までに高い品質のラムを生産しています。
マルティニークでは様々なブランドのラムが作られていますが、いわゆる古典的ラムは、使い古したバーボン樽で熟成されることがほとんどです。が、ネイソンの新たな挑戦として新樽熟成のラム開発に取り組み、ようやく完成したのがこの「プロフィル 105」です。
まずは様々な種類のオーク樽と異なる度合いのチャーによってありとあらゆる組み合わせをテスト、そしてアメリカンオークとフレンチオークの組板で作られ、36ヶ月乾燥を施した225リットルの新樽が選ばれました。その際試した加熱度合いのテスト番号「105」が商品名として採用されました。樽一つにも細心の注意と情熱が傾けられ、前回入荷時は即完売し大好評だったアイテムです。
テロワールにこだわりフラッグシップとも言える上質のラムブランを生み出しているネイソンが、熟成前に新樽にこのブランを詰め4ヶ月間ほどタンニンなどを抑えるように慣らします。一旦このラムを取り出し、新たなラムブランを入れて2015年より熟成がスタートしたのがこのラム。1年半後には最初の樽からさらに6樽を厳選し、大樽へ移行。そしてようやくカスクストレングスとして発売されたのがこの「プロフィル 105」になります。
手間をかけて生み出されたこの新商品ですが、強烈なスパイス香と今までのネイソンにはないボリューム感のある甘みに驚かされます。

テイスティングノート

強烈なスパイス香と今までのネイソンにはないボリューム感のある甘み
- 生産国:フランス
- 地域:マルティニーク島
- 度数:54.2度
- 容量:700ml
- カスクタイプ:アメリカンオーク、フレンチオーク