アイル オブ ラッセイ蒸溜所は、スコットランド西海岸にあるヘブリディーズ諸島のひとつ、ラッセイ島で現在稼働している唯一の蒸溜所です。スコットランド出身の起業家「ビル ドビー」氏とウイスキーブレンダーであり、植物学者でもある「アラスデア デイ」氏によって、2014年に設立されました。
独特な味わいを決定づける大きな特徴のひとつが仕込水。ダンカン山に降った雨は火山岩を通り、ジュラ紀の砂岩によって濾過されます。このミネラル分を豊富に含んだ仕込水を発酵や加水など全ての工程に使用することで、非常にフルーティーなスピリッツが生まれます。
もう一つの特徴が、ユニークな樽熟成。現在ブレンドに使用している樽はライウイスキー樽、ボルドーレッドワイン樽、そしてチンカピンオーク樽の3種類で、これにピーテッドとノンピーテッドのスピリッツを詰めることで、計6種類の原酒を熟成しています。このメソッドは素晴らしい品質の3年熟成を造るという計画のもと考え出されたものであり、熟成期間が短いながらも複層的で、複雑な味わいのウイスキーを目指しています。
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深淵なる甘美、潮煙とともに。
ラッセイ島はスカイ島と本島の間にある人口161名の小さな島で、歴史的にはジャコバイトのボニー・プリンス・チャーリーが逃げのびた地として知られている。「アイル・オブ・ラッセイ蒸溜所」は、2017年にアラスデア・デイ氏と共同経営者によって設立。
曽祖父の残したレシピを基にブレンデッドウイスキーを復刻していたデイ氏は、ブレンダーならではのウイスキーづくりを実践している。
ラッセイのハウススタイルであるダークフルーツの甘さをオロロソ・ダッチオークが見事に引き立てた1本。ロングロウを彷彿とさせる完成度を誇るT.I.R厳選の1樽をお楽しみいただきたい。
テイスティングノート
Tasting comment by 北梶 剛氏
【香り】タール、クレオソート、泥炭の煙、焚き火、湿った芝土、アンティーク家具、ローストアーモンド。後からイチジクやプルーンなどのドライフルーツの甘く濃厚な香りが広がる。
【味わい】煮リンゴ、イチゴジャム、レーズン、ドライアプリコットの甘味から、オロロソシェリー、カカオ、ヘーゼルナッツへ。さらに海藻、アンチョビ、塩水漬けのブラックオリーブが複雑さを加え、徐々にドライな印象へと変化する。
【フィニッシュ】ダークチェリー、デメララシュガー、正山小種紅茶、ポーター、トースト、樹脂、ブラックペッパー、リコリス、黒七味を思わせるスパイスが長く続く。
【コメント】ラッセイのハウススタイルであるダークフルーツの甘さをオロロソ・ダッチオークが見事に引き立てた1本。ピート由来の多彩な香味と奥行きのある味わいが調和し、高い次元で融合させた、ロングロウを彷彿とさせる完成度の高さを誇る。
- 生産国:スコットランド
- 地域:アイランズ
- 度数:59.6度
- 容量:700ml
- カスクタイプ:オロロソ・ダッチオーク
- ヴィンテージ:2021年






