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THE ULTIMATE SPIRITS&MEADOWSIDE BLENDING社、両者が厳選を重ねる事によって生まれた新シリーズであ3IFRONTIER]。

第9弾は、 1881年設立、ゲール語で「河口」を意味し、アイラモルトの中では珍しく軽快で柔らかい酒質が根強いファンを持つブナハーブン蒸溜所からピーテッドスタイルの1樽。

現在では、全生産量の40％がピーテッドスタイルとなり、そのフェノール値はカリラやラガヴーリンと同じ34～38ppm、ボトラーズからストイーシャ名義でリリースされるボトルも人気を博している。

ラベルには、蒸溜所からも見渡すことができるアイラ海峡が描かれている。完成度を増すピーテッドスタイル、愛好家が求めるクラシカルなアイラモルトがこの1本に集約されている。（インポーター資料より）

Tasting comment by 北梶剛

【香り】甘い灰、ヨード、救急箱、焚き火、粘土、新品の牛革製品、松脂、朝方に漂う港町の海霧。

【味わい】泥炭の煙と正山小種紅茶、海藻、レモンを搾った牡蠣のスモーク、ライムジュース、アンチョビ入りのグリーンオリーブ、塩水。

【フィニッシュ】タバコ、ミンクオイルを塗った革製品、全粒粉ビスケット、ホワイトペッパー、山椒。最後には青肉メロンや若いパパイヤが顔を出す。

【コメント】1997年頃より仕込みが開始されたピーテッドスタイルのブナハーブンだが、今現在のクオリティの高さには改めて驚かされる。愛好家が求めるクラシカルなアイラモルトがこの1本に集約されている。