あのジョニーウォーカーのグローバルマーケティングディレクターとして活躍していましたジョン・グレイサー氏。コンパスボックス社の創設者であり、コンパスボックスのウイスキーのブレンディングを全て一人で手がけています。
彼のウイスキーに対する挑戦は既に多くの人々から賞賛を受けており、ウイスキーマガジン誌の「イノベーター(革新者)オブザイヤー」を4度も、またウイスキーアドヴォケート誌の「パイオニア(開拓者)オブザイヤー」を2度受賞するなど、その功績が広く認められています。また、彼が作り出したウイスキーは通算で40以上の賞を受賞するなど、世界中がその品質の高さを認めています。
今回はコンパスボックス社の最新限定品ブレンデッドグレーンウイスキー、「ヘドニズム アニュアルリリース2025」を日本の皆様にご紹介いたします。この「ヘドニズム 2025」は、以前定番商品としてご愛顧頂いておりました旧定番品「ヘドニズム」が昨年より限定品として生まれ変わり、その第二弾リリースとなります。
ヘドニズムは長い間定番商品として発売されていましたが、ウイスキー需要の拡大に伴い、モルトだけでなく、グレーンウイスキーも良質の樽の入手が困難になってきています。そんな中、定番商品でありながら熟成の古いグレーンをブレンドしていた為、継続販売が難しくなり終売となった次第です。
そして、今回の「アニュアルリリース2025」では、より力強く、ベルベットのような滑らかな口あたりに仕上がりました。またキャメロンブリッジ蒸留所のファーストフィルマルサラ樽で2年間フィニッシュをかけ、2.8%加えることにより、赤い果実の風味と甘い香りのフレーバーを実現しました。
総生産数は9,912本で、2024年リリースより高い46%で瓶詰めされ、もちろんナチュラルカラー&アンチルフィルターです。また、ヘドニズムは25年前の発売当初から、女性のアーティストによる女性をモチーフにしたラベルデザインを一貫して採用しており、今回の2025年リリースはイギリス在住のアルゼンチン人アーティスト、ソフィア・ボナティ氏によるラベルデザインです。
テイスティングしましたが、香りは暖かいカスタードクリームパン、ナッティなバニラクッキー、奥にチェリージャム、ボディはトロっとミルキーでカスタードクリーム、ゆっくりチェリーやベリーの甘み、フィニッシュはシナモンハニーからリンゴの皮のビターが優しく続きます。
2024年リリースに続き、また素晴らしいエレガントなカスタードフレーバーのグレーンウイスキーが誕生!会食後のデザートにニートで楽しめばグレーンウイスキーの概念を超え、ウイスキーとして新しいステージを感じさせてくれる逸品です。<インポーター資料より>

テイスティングノート

キャラメルと粉砂糖から、ピュアなピーチピューレ、ココア、洋ナシへと続く。さらにチョコレートのムースが口に広がり、ナツメグを効かせたカスタードとシナモンが加わる。フィニッシュは白ブドウ、フジリンゴ、バニラへと爽やかに変化する。
- 生産国:スコットランド
- 度数:46.0度
- 容量:700ml
- カスクタイプ:キャメロンブリッジ蒸留所のファーストフィルバーボンバレル58.3%、キャメロンブリッジ蒸留所のファーストフィルバーボンバレル → ファーストフィルマルサラワイン樽2年間フィニッシュ2.8%、ガーバン蒸留所のファーストフィルバーボンバレル10.1%、以前仕込んだヘドニズムのリフィルバーボンバレル28.8%